迷夢
不確かな言葉ばかりが
この部屋には並んでいます。
世界に言葉が無く
ただの空白だったら
生まれない悲しみも在っただろうか。
言葉と感情が
繋がっているのなら
語れない愛をお許しください。
静寂に沈む真夜中の世界で
星の輝きは 真実を失ったように
儚い揺らめきで 夜空に溺れている。
不純物に満ちた心が
この夜という空間で証明できるものは
おそらく痛みしかないのでしょう。
不確かな言葉ばかりが
この部屋には並んでいます。
言葉は言葉を運び
風景のあらゆる物体も、情報も
痛みも、感情も、言語化された世界。
そんな世界で掴まえられるのは
完全な悲しみだけのようです。
だから今宵も
悲しみを語っているのです。
嗚呼・・僕は
「悲しみを語りすぎた。」

