雨の奏でる午後


雨の奏でる午後
しばらく降り続いておくれ
一粒一粒の悲しみが
物足りない心を埋めてしまうまで

雨の奏でる午後
感傷に誘われるままに
いくつかの遠い記憶が
ぼやけた風景に浮かんでいる

雨の奏でる午後
永遠を知らない季節の中で
罪深い日々の傷跡も
いつかは眠りにつく時が来るだろう

雨の奏でる午後
戻らない日の幸せを想う
愛のひと欠片が
乾いた手の平から落ちないように

雨の奏でる午後
嘘も汚れも悦びも
平等に染めていく


雨の奏でる午後
いつまでも降り続いておくれ
心の全てが
その調べに染まるまで





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初めまして。
詩を読ませていただきました。
梅雨のイメージが浮かび上がって
少し切なくなるような、でも強いような
そんな印象を言葉の端々から感じました。
とても素敵だと思います。

また伺わせていただきますね。
  • 咲月#-
  • URL
  • 2008.06.07(Sat)
  • Edit
雨は寂しく、悲しいイメージですが
雨の似合う日に降る雨は
どこか心地よさを感じます。

コメントありがとうございます。
  • Ides#-
  • URL
  • 2008.06.08(Sun)
  • Edit

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