溶けてゆく世界の色彩


溶けてゆく世界の色彩。

訪れた太陽の催促に
知らない空へ流れてゆく夜は
小さな孤独を星屑に光らせている。

傷ついた夢の残骸が
愛を尋ねるように
虚しく転がったままの部屋で
鮮やかではないけれど
静かな朝の光が差し込み、照らす。

長い長い夜を歩いて
移り変わる世界は
終わりとはじまりを求めて
また、新たな一日がこぼれて行った。

ここに残った悲しみは
季節を越えて
どんな日々の下に辿り着けるだろう。
そんな痛みを軽く呟いて
見つめた夜明け。

溶けてゆく世界の色彩。

鮮やかではないけれど
静かな朝の光が差し込み、照らす。

絶望だけではなく
ただ、希望に満ち溢れることもない
真実だけが浮かぶ時間。

終えてゆく夜とはじまる一日と
心に停止したままの悲しみと

そして、溶けてゆく世界の色彩。






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