色のない休日の午後


不毛な時の流れ。

心の殺し方をいつからか
人は覚えてゆくのだろうか?

色のない休日の午後は
指先に触れる冷たい風の
微かな感覚だけが
かろうじて感じられる。

思考が望む風景が
世界の隅から隅まで
どこにも見当たらない時
心は何を想っていればいいのだろう。

暗がりの夢が一つの夜に
どれだけの痛みを映そうと
朝の色彩はいつも変わらないように
世界は常にぶれない速度で
回っている。

居場所、生きているという事の違和感。

自分がこの世界に
居てもいいと言う証明は
きっと他者の心に自分が居るかどうか
なのかもしれない。

他者の心に自分が居るか否か
もしも、誰かの心に自分が居るのなら
そんな奇跡のような事はないのかもしれない。

構築してきた自分という存在を
僕自身、今は知らない。

僕自身の心に自分は居るのだろうか。
僕自身の心に他者は居たのだろうか。

心の殺し方をいつからか
人は覚えてしまうのだろうか?

不毛な時の流れ。

心は
死んでない、死んでない、死んでない。

死んでいる、死んでいる、死んでいる。






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