「月」と「詩」、3


自分にあと
どれだけの夜が残されているのか
それを知ることは出来ないけれど
生きれば生きるほど
歳月を重ねるほど

空白が愛しくなる。

悲しみにも罪にも染まらない
空白が愛しくなる。

少し色々なものに染まりすぎた。

何の価値もないものばかりを
抱えている。

自分にもまだ
染まることのない空白の時が
在ったことすら
月の涙のように
忘れ去られてしまったけれど

僕は少しでも「詩」を書いて
それらを繋ぎ止めようと
しているのかもしれない。

やはり、「詩」を書く行為は
愚かなのか・・。






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