「月」と「詩」
愛のない世界の夜空で
震える星が悲しく歌う。
朝の光を知らない夜の住人達が
揺るぎない月の輝きに
消せない悲しみを重ねている。
不完全な心は問いかける。
過ぎた日々は消えぬまま
生まれゆく明日に、何を残せるのか。
月の輝きに依存して
終えることの出来ない「詩」。
夜の中に閉じこめられたような
美しいとは言えない風景の中で
思考や哲学を巡らせて
悲しみ、あるいは人生を想い
不完全な心は問いかける。
病を言葉にして、夜を詩にして
本当の明日は来るのだろうか。
歩き疲れ、立ち尽くすだけの夜の中で
夢の終わりがここであると・・。
月の光に別れを告げて
この「詩」の終わりがここであると・・。

