雨に痛みに
止まない雨の音が
一つ、一つ、眠れない夜を数えている。
ネオンの光すら霞んでしまいそうな
憂鬱な空が、世界を包む。
ぬれる木々も、見えない月も
まるで全てのものが
痛みを詠っているような
おかしな錯覚。
雨の一粒ですら
心をひどく乱してしは、墜ちてゆく。
足掻くこともままならいこの詩。
心へ浸食する病の断片など
誰も見ることは出来ない。
痛みを詠え、痛みを詠え、痛みを詠え。
心が壊れる音を奏で
心が嘆く悲鳴を聴き
痛みを詠え、痛みを詠え、痛みを詠え。
Author: Ides
病の中で歪んだ季節を
刻むべき場所が僕には必要だった。