独奏曲


星になった誰かの涙が
輝くことはない夜空の中で
月の淡い光りだけが
悲しみを独奏している。

大好きだった音楽も
聴く気にはなれない夜に
そんな月の旋律が
あまりにも心地良い。

あらゆる興味も受け付けない
荒廃した感情の中で
月の輝く真夜中の静寂ほど
「音楽」に聞こえるものは
ないかもしれない。






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