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そこに佇むもの


痛みや悦びも
全ては荒廃した時の残骸において

死は、何を問いかけるわけでもなく
必然として、そこに佇む

ある瞬間から、感じるようになったそれは
ある瞬間から、特別でもなくなり
ある瞬間から、至極当然のものになる

綺麗だったあの月の輝きが
憧れるほど、焦がれていたその物体が
それは、まるで
天井から ぶら下がるロープの輪のように
美しく 弧を描いていたその光が
今は当たり前のものとして
漆黒の中心にあり続けるように

それはもう、特別ではない

死は何者でもなく、そこに佇む

必然として、そこに佇む

あまりにも退屈で
僕は泣いた




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綻び


光が溢れ出ている空の綻び

夜が、時が、死にゆくその瞬間

人々の笑い声が
花のように咲いていた

誰もが永遠という時を知らず
光のように
短い一瞬を輝かせている

傾いた時の中で
ねじれた記憶を辿り

浮かび上がる幾つかの風景が
空間の焦点を捉える

世界とは、こんなにも
愛しいものだっただろうか

似合わない笑顔で
空を見つめよう

遙か彼方
あの光が溢れ出ている 空の綻びは
過去を捨て去る場所だ

幾千もの夜の墓場だ

お前は死んで
また、世界が生まれる




詠む言葉


詠う言葉を忘れた魂は
遠い日の黄昏の中

詠う価値もない感情ばかりが
今もそこに 留まっているのです。

詠う理由を問うのなら
不完全な魂の弱さでしかないと
伝えてください。

詠い続けた不毛なそれが
過ぎ去る日の中で 忘却に沈み

詠い疲れた魂は
ようやく黄昏の終わりに触れる頃

詠うべき感情とは
本来、愛の一つだけであると
知るでしょう。

詠う場所を見つけた
もしも、その時
心に愛があったならば
それは初めて、詩と呼ばれるものに
巡り会える事でしょう。




プロフィール

Author:Ides
   
病の中で歪んだ季節を

刻むべき場所が僕には必要でした。

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