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風景画


今も覚えている。
瞳の裏側へ沈んだ情景のひとつ。

遠いようで、そう遠くもない過去は
永遠の時間を巡り終えたように
新たな革命を遂げ
無限の絶対量の中で
輝きを放ち続けている。

汚れない記憶の額縁で
凛として輝き、美しくあり続けている。

成長することなく
劣化することもなく
モネの描いた風景画のように
ただ、そこにあり続けている。

まるで自分だけが
随分と色褪せてしまったような錯覚の中で
黄昏れの向こう側は、未だ果てない。

どんなに月日が流れても
愛の色は美しいものだ、と。




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鎮魂歌


それは、言葉となることすら出来ない
不完全な何かではあるが

単にそれは、ただ少しだけ
病んでしまった想いに過ぎない。

卓上に敷き詰められた感情のいくつかが
満ち足りない風に舞いながら、落ちていく瞬間

地に落ち、死骸のように土に帰還したそれは
詩となるのか
あるいは、落ちて死にゆく過程そのものが
詩なのか。

片思いのような鏡越しの向こうは
疲弊したような全てが
いつかの色も忘れて、対角線上の心を貫く。

実は、病んでいるという事実を
自覚することは難しい。

お前は狂っているんだよ、と
不毛に語りかけた夜は明けて

言葉は色を取り戻せないまま
美しさを忘却に求め、彷徨う。

それは、言葉となることすら出来ない
不完全な何かではあるが

単にそれは、ただ少しだけ
病んでしまった想いに過ぎない。

そしてそれは
言葉を汚し、殺めてきた
僕は加害者に過ぎなかったというだけだ。





プロフィール

Ides

Author:Ides
   
病の中で歪んだ季節を

刻むべき場所が僕には必要でした。

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