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世界の光


永遠を知らずに 消えてゆく星のように
世界の光は限りなく、儚く

憂鬱を知らずに 笑い続ける大人達のように
世界の光は限りなく、明るく

愛を知らずに 死んでゆく子供達のように
世界の光は限りなく、悲しく

終秋も知らずに 鳴き続ける松虫のように
世界の光は限りなく、騒々しく

太陽を知らずに 枯れていく花のように
世界の光は限りなく、孤独で

季節を知らずに 移ろい続ける雲のように
世界の光は限りなく、不干渉で

痛みを知らずに 通り過ぎる人のように
世界の光は限りなく、冷たく

汚れを知らずに 戯れる子供達のように
世界の光は限りなく、温かく

永遠を知らずに 消えてゆく星のように
世界の光は限りなく、儚く
 
永遠を知らずに 輝き続ける星のように
世界の光は限りなく、儚い。





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今宵、感傷


時は進みゆくままに
また終わりを告げようとしている
晩秋は今宵、感傷

心は今という一点の刹那に
何かを求め、見出そうと 必死に足掻く

詩を意識し、詩を模索し
それに映る甘えや愚かさを自覚しながらも
こんなにも切ない夜を
どんな言葉で詠えばいいのだろう、と

忘却ばかりが、いつかの桃源郷のように
輝いてる最中
彷徨いに紛れて、眠りも忘れて

美しい言葉達はどこへ行った?

綺麗な言葉を探していたけれど
悲しみを語りすぎたね、と
美しいとは言えない言葉のみが転がる

人間に興じた一つの不条理によって
弱さにひざまづき、敗北者となった日から
懺悔を生きている

何かを信じ、夢高く貫いていた想いが
遠い日の葛藤の中に 浮かんでいる

季節に翻弄され
語りすぎた悲しみの残骸の上で
詩を意識し、詩を模索し 言葉を探る

懸命に守り続けてきたあの言葉達は
いつからか、見知らぬ風の故郷へでも
行ってしまったのだろう




フクロウ


フクロウがこちらを見つめている。
暗褐色の瞳で、こちらを見つめている。

また、陰口を言っているのか?
蔑むような眼差しで、見ないでおくれ。

生まれ落ちた時から彼等はそうだった。

僕が気に入らないのなら 
どうか、裁いておくれ。
この罪に名前をおくれ。

羽ばたいてゆけ、フクロウ共
怯える世界は今日も平和だ。

常に監視され、苛まれている錯覚の中でも
初恋のように、この世界を愛しているというのに・・。

フクロウは、とても怖い。
暗褐色の瞳で、こちらを見つめている。

未だにあの病は続いているのか。





戯れの夢想家達


うたかたの晩餐に
戯れの夢想家たちは笑っている。

あなたが夜の被害者であったなら
恒星に託したやましい願いを 聞かせておくれ。

産まれてきてしまった事への
後ろめたい頭痛の中
永遠と死を模索し、足掻き続けていた事件の時。

過ぎ去っていった夜の数を
世界は忘れていくけれど
刻んでいた月は、憶えているだろうか。

痛みの向こうにあるべきものが
見当たらないでいるのなら
空を見上げたらいい、と
すましたような鳥たちの唄声。

どんな叫びも受け止めてくれそうな
広がる無限に、小さな痛みを問いかけて
新たな革命は、始まりを迎えるだろう。



あなたが昼の傍観者であったなら
太陽の影に潜んだ想いを 聞かせておくれ。

目眩のような錯覚の中で
欠落した感情達を
盲目に探し続けていた事件の時。

誰もが当然のように、心を所有し
至極普遍に、愛というものを知っている。

病める言葉が百の季節を巡る頃
一つの戦争は過ぎ去り
耳鳴りのように響いていた銃声も止んでいる。

日常は、五月蠅いものばかりで
憎む事も、耐えられない事も多いけれど
それでも、この世界は
それは、それは、美しいものだと。



あなたが朝の加害者であったなら
終えていない夢の続きを 最後まで聞かせておくれ。

美しき世界の輝きを どんな言葉でたとえても
言葉が映し出すものは、醜いものばかりで
その醜さに目をそらし、放浪していた事件の時。

青い空が在るだけで
完璧だった風景の一枚一枚は
遠いうろこ雲だけが知る 静かな記憶。

無作為に転がる夢のひとひらを
頼りない風が揺らしている。

木漏れ日の無邪気な眠りの中で
許せない事の多くは
その想いを終えるだろう。

時計仕掛けの物語は今、宴の限り。
戯れの夢想家たちは笑っている。





夢幻の夜


心を探しております。

夢幻の夜を徘徊しながら
ずっと探しております。

悲しみに涙が零れ落ちるのなら
涙も出ないこの悲しみは
なんと呼べばいいのでしょうか。

心はどこにもありません。

広がる空の向こう側に、明日があるのなら
終わらない昨日を どこへ隠しましょう。

殺してください。殺してください。

まどろみに包まれた静寂の世界で
慌ただしいまでに
思考回路を駆け巡る感情は
そんな事ばかり思うのです。

すでに傷を付ける理由など
不要なのでしょう。

血は流れるがまま
偽りを染めてしまうのですから。

心が見つかりません。

いつしか、捨て去ってしまった清秋の空を
濁った水面に見つけた時
その危ういまでの輝きが
忘却の底へ沈んでいた事に気付くのです。

どんな強さにも、どんな愛にも
染まることの出来なかったその日々を
憂いの眼差しで、眺めているのです。

心が、
心は、
どこへ行ったのか。

それは、夜以上の漆黒の中で
ひっそりと、佇んでいるのでしょうか。

気付けば、真っ暗だった隔たりの空は
薄い暁に変わりゆく最中。

心を探しております。

夢幻の夜を徘徊しながら
ずっと探しております。





黄昏の映写機


汚れも辞さない繊細な面影が
黄昏の映写機に映される。

思い出と呼ばれるそれらは
夕景の一瞬を飾りつけて、消えていった。

窓越しに浮かび上がる
朽ちた気持ちの投影など
飲み込んでしまいそうな空の彼方。

戻れない場所で、陽炎のように揺らめく色彩は
目障りなほどに、美しい。

訪れた夜の催促に
残りわずかの秒針を刻む。

醜いと顔をしかめる小鳥達は
知らない空へ流れてゆく夕焼けの中

暮れ残る想いは、季節を越えて
どんな日々の下にたどり着けるだろうか。

どうやら今日も、時間切れのようだ。

汚れも辞さない繊細な面影が
黄昏の映写機に映される。

惜しむほどに溢れ出る描写は
ただ追憶の中で、その追憶の中で

思い出と呼ばれるそれらは
夕景の一瞬を飾りつけて、消えていった。

思い出と呼ばれるそれらは
夕景の一瞬を飾りつけて、消えていった。





プロフィール

Author:Ides
   
病の中で歪んだ季節を

刻むべき場所が僕には必要でした。

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