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夜明け


終わりなど来ないと思っていた夜が
終わろうとしていた。

来るはずなどないと思っていた朝も
やがては顔を出すのだろう。

傷ついただけの夜を越えて
見慣れた窓に映る色彩は
終わりでも、始まりでもなく
ただ静かな暁に染められている。

耐えられない事が多すぎる世界は
許せない事が多すぎる世界は

その世界は美しかった。




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人間


僕は自分を憎んでいました。

痛んだ歳月を見つめ
その醜さに、その愚かさに
顔を歪めていました。

僕は言葉を探していました。

けして美しくはない言葉の一つ一つが
感情を称え、頭を悩ませ
長い夜をずっと迷わせていました。

僕は人を愛していました。

けれども愛は色を変え、形を変え
その定義すら許さないまま
混沌の深みへと沈んでいきました。

僕は問い続けていました。

存在の証明について
心の証明について
人間の証明について。

僕は求めていました。

人の在るべき姿を求め
人の持つべき美しさを求め
笑い方を、泣き方を、生き方を
求めていました。

僕は生きていました。

死んでいませんでした。
心は荒廃した中で、抗い続けていました。
おそらく人間で在りたいと、望んでいました。
「人間」を自分の中に探していました。





季節の巡り


見上げた先の季節の空は
乾いた空気に包まれながら
飽き足りない感傷を追いかけていた。

いつでも持て余した孤独は
心に問いかけてくる。

たとえば、人生に様々ある無数の分岐点で
過ちのない選択肢など、あったのだろうか。

不毛に嘆くだけの悩みの連鎖は
季節のようにただ、巡る。

螺旋のように
有り触れた風景ばかりが廻る日々に
本当の季節の訪れを願いながら

見上げた先の1月の空は
淡い感傷が続いている。


まだ、春は遠い。





プロフィール

Ides

Author:Ides
   
病の中で歪んだ季節を

刻むべき場所が僕には必要でした。

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