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記憶と心


廃れたものですら
未だに切ない面影を残したまま
11月の空に揺れる星は 寂しく響いている。

(ずっと逃げていた。世界は恐ろしいものばかりで
 守るに値しない心を大事に抱え、ずっと逃げていた。)

時は動き出す事を知らずに
痛みだけを嘆いている。

錆びたカミソリに映る 色褪せない記憶は
何の答えも示してないというのに
感情は甦るがまま

心は、心とは、なんて悲しいのだろう。

心は眠ることなく、感情を生み出し続けている。
死ぬことも許されず、ただ荒廃した感情だけを。

そして、廃れたものですら
未だに切ない面影を残したまま

心は、心とは、なんて悲しいのだろう。

歳月の犠牲の果てに
一握りの淡い願いは

子供のように浅はかな夢を
鎮魂歌のように

刻まれた傷跡の数だけ
愛すべき彼等に
安らかな悦びを与えてください。

心が感じ得る事の出来る全ての幸せを
愛すべき彼等に与えてください。




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落ち葉


様々な想いは
舞い散る葉のように 力無く墜ちている。

秋が終わりを告げるのか
冬が始まりを告げるのか

こんな静かな季節の中で
心は切なさを禁じ得ないまま

ふと、偽物の詩人は何を詠うだろう。

夕暮れに染め残る雲の端で
重なり合う遠い日の色彩が
痛みを問いかけてくる。

常に感情は 過去の中に揺らめき
常に対象は 過去にだけ咲いている。

ひと欠片の未来も意識できない心は
そんな過去に溺れているのでしょう。

様々な想いは
舞い散る葉のように 力無く墜ちている。

静かな季節の中で
乾いた空気が 鼻筋に滲む。




夜の終着


月が照らし出す ほんのわずかな時間を
生きている事など
知るよしもない世界の表情は ただ悲しい

偽りも許さないほど 純粋な痛みが
心の死を否定している

幾度の季節の風を 感覚の中で探しては
過ぎ去った面影を追いかけていたのだろう

不毛な想いを並べていた夜に
歩き疲れた旅人の明日など 映らない

綺麗な風景はもう この世界の中に 
置いておける居場所はない、と
汚れた風景が また一つ増えていく

静かな日の差す眠りの深くで
描くべき夢は色を失い
夜を終える意味は 無くなった

不満足な日々の終わりに見える 朝の風景が
誰も知らない綺麗な色で 溢れていたなら
心の犠牲も 無意味ではなかったのに・・




辿り着く風景


疑いのない優しい悦びが
思い出の始まりに溢れている。

幸せな詩など生まれない夜は
その風景だけが、ただ美しい。

眠りを知らない月の灯りが
歳月の汚れを照らしている。

病んだ日々の足跡を
一つ一つ照らしている。

生や死を想う度、たどり着く風景は
全てのはじまり。

世界が一瞬の祝福に満ちていた
優しい時間。

二度と触れることは出来ない 優しい時間。

幸せな詩など生まれない夜は
その風景だけが、苦しいほど美しい。





プロフィール

Author:Ides
   
病の中で歪んだ季節を

刻むべき場所が僕には必要でした。

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