スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

表現者


存在しない掲示板に
僕の詩を載せよう。

誰も知らない色で
廃れた楽園の景色を描こう。

無駄なく汚れたこの土に
枯れた花を植えよう。

歌詞のない子守唄で
真夜中の眠りを数えよう。

太陽を忘れた空に
真っ暗な朝を迎えよう。

観客のいない劇場で
悲しいレクイエムを奏でよう




スポンサーサイト

雨に痛みに


止まない雨の音が
一つ、一つ、眠れない夜を数えている。

ネオンの光すら霞んでしまいそうな
憂鬱な空が、世界を包む。

ぬれる木々も、見えない月も
まるで全てのものが
痛みを詠っているような
おかしな錯覚。

雨の一粒ですら
心をひどく乱してしは、墜ちてゆく。

足掻くこともままならいこの詩。

心へ浸食する病の断片など
誰も見ることは出来ない。

痛みを詠え、痛みを詠え、痛みを詠え。

心が壊れる音を奏で
心が嘆く悲鳴の中で

痛みを詠え、痛みを詠え、痛みを詠え。




散っていく夜


一輪の花も咲くことはない心に
仰いだ空はどこまでも、どこまでも。

世界を廻る風は
こんな小さな痛みに気付くはずもなく
髪の毛を泳がせては、消えた。

処理できない情報ばかりが
駆け巡る思考回路に
一瞬の眠りすら許されない夜。

散ってしまった心のいくつかを
追いかけることもせず
花弁は記憶の中で
鮮やかに揺らいでいた。

こんな有り触れた夜ですら
悲しみを手放せない心は
枯れてゆくまま、枯れてゆくまま。

もしも、いつか
悲しみのない夜が来たのなら
どんなに汚れた笑顔でも
笑ってください。




海岸線


懐かしいような潮の匂いに包まれた海岸線
旅を終えようとしている旅人は
虚ろに歩きながら
目的のない目的地を目指している

まるで浮浪者のような哀れさで
ボロボロの姿になりながら
頼りない足跡を残している

防波堤に打たれては、音をまき散らす海は
荒れているようで、落ち着いている

甦るのは、潮の回帰と記憶の混迷

遠い海の彼方を不慣れな手つきで泳ぎ続けた
彷徨えるクジラの夢
単調な砂時計をひっくり返すだけで
過ぎていった日々が、後悔やら憤りやら・・

乱れる脳波は波のように
満ちては引いていく、生と死

許せない事が多すぎたその世界は
今は遠く

こんな場所まで辿り着いたんだ、と
全ては広大な海のように

やがて小さな足跡も
波がさらってくれるだろう

太陽が照らしたこの影も
雲が容易に消し去ってゆくだろう

海はいつもの風景に戻り
頼りない歩幅で歩いた形跡など
どこにも残っていない

潮の風と波の音だけが
世界に響き渡り
僕についてのあらゆる情報は
記憶の中に漂うだけになる
そして、いつしかその記憶からも消えて
僕は忘却の中で沈むだけの存在になる

長い長い季節だった。

ついに僕は
「詩」から解放された






溜息


与えられるはずもない死を望む僕には

もう、神様の溜息すら聞こえない。




午後の曇り空


3月の午後に曇り空。

溶けてゆく季節と
生まれゆく季節と

淡く揺らいでは、冬。

夢が終わり
現実が広がってゆくように
透き通る思い出。

儚く消えてゆくそれを
追いかけては、曇り空。

風が連れ去るように
日々は加速し

雨が滲むように
感情は広がり

幾千の夜を刻んできた瞳に
流れてゆく時代。

廻り続ける世界に
はじまりを告げる明日。

溶けてゆく季節と
生まれゆく季節と

淡く揺らいでは、春。

雲の切れ端に映る
いつかの面影は万華鏡のように

時間軸の忘却に
思い出は沈んで

儚く消えてゆくそれを
追いかけては、曇り空。

儚く消えてゆくそれを
追いかけては、曇り空。





プロフィール

Ides

Author:Ides
   
病の中で歪んだ季節を

刻むべき場所が僕には必要でした。

カテゴリー

count

BlogMura Ranking

ブログランキング・にほんブログ村へ

FC2ブログランキング

ブロとも一覧

ブロとも申請フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。