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ここには凍えるだけの夜がある


ここには凍えるだけの夜がある。
もう流れる涙に
理由を探す必要なんてないのだろう。

ここには凍えるだけの夜がある。
季節が心を寂しくしてしまう前に
乾いた手の平で温もりを
掴んでいられたらよかったのに。

ここには凍えるだけの夜がある。
汚い詩が似合う夜は
明けない空をいつまでも
見つめてしまう。

ここには凍えるだけの夜がある。
いつまで経っても
生きることの痛みは、空、空。

ここには凍えるだけの夜がある。
悲しむだけの夜がある。
痛みを重ねるだけの夜がある。
静寂がある。
涙がある。
星がある。

ここには凍えるだけの夜がある。



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涙が世界を染めていた


雨が夜を染めていた。

曇り空に隠されて見えない月は
笑っているのか、泣いているのか
それを知ることは出来ないけれど

雨の夜は、とてつもなく辛い音色で
世界を包んでいる。

生きること、死ぬこと
この瞳に入る全ての情報は
悲しくて、不愉快で、そして悲しい夜。

窓際で雨の音を聞きながら
ふと、手にしたポルノ雑誌。

部屋の中に充満する嫌悪感と
濁った気持ちは
この雨のように止むことはない。

雨音はさらに強くなっていく。

ティッシュの束をゴミ箱に投げ捨てて
僕は、大声で泣いた。

いつまでも大声で泣いていた。

雨が夜を染めていた。

涙が世界を染めていた。





真夜中の散歩


移り変わる世界の形に注ぐ、季節の匂い。

肌寒くなった11月の真夜中へ
歩き出した街の中
風はいつも感傷的で
空を仰いでしまう。

無作為に輝くネオンの光りは
ナイフの光沢にも似て、少し危うい。

生きてきたわずかな記憶が
広告のコピーのように
頭の中を通り過ぎていく。

交差点の分かれ道は
いろんな選択を迫られているみたい。

夢見るものは
いつもガラスケースの向こう側。
立ち止まり、憧れて
届かぬ思いにガラスを曇らす
静かな溜め息。

生や死に常につきまとう憂鬱。

迷いと決断は、最後の日まで。






プロフィール

Author:Ides
   
病の中で歪んだ季節を

刻むべき場所が僕には必要でした。

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