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汚れない風景


朝焼けに映る汚れない風景は
死にたいほど憎んだ夜を
少しだけ調和してくれるような
美しさと切なさで
この瞳を照らしていた。

何万年も変わらない太陽の芸術は
これからも世界が終わる日まで
輝いていてくれるのだろうか。

薄暗い部屋とノートに書き殴った悲しみと
涙を映すカッターの刃とオレンジに染まる空。

見慣れたようで、斬新な風景は
甘さと苦みが混ざり合い
心地よく世界を満たしていく。

永遠と詠っていた悲しみの後に
少しだけ、愛を詠いたくなった。




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愛しき曇り空


何人の人が孤独に
今日の曇り空を見つめているだろう。

何人の人の孤独を
今日の曇り空は映し出しているのだろう。

表現が他者との共有にあるのなら
伝わらない想いの一つを抱いて
全ての人が
今日の曇り空を見つめていることになる。

表現は孤独なものだ、と。

人間同士が共有し合える感情は、限りなく少ない。

この世界から、言葉が消えないように
この世界から、争いが消えないように
この世界から、詩が消えないように。

百年先も人は表現者で在り続ける。
永遠の孤独を胸に秘めて。

そして人間同士が共鳴し、共感し合える感情は
触れ合うことの出来ない
「孤独」という感情だけなのかもしれない。

だから僕は
虚ろげに見える今日の曇り空を
穏やかな表情で眺めている。





銃声


遠い異国の地で放たれた銃声は
ここには届かない。

今日、何人の人間が生きていて
今日、何人の人間が死んでいくのか。

ここから見える世界は
あまりにも狭い。

ほとんどの世界は知らない間に進んでいく。

人はきっと
これを悲しみと呼ぶけれど
僕等は、自分達以外の悲しみを知らない。

遠い異国の地で放たれた銃声も
聞こえないのに
この世界に何を感じようか。

昨日、死んでいった人がいて
明日、生まれ行く人がいて
世界は当分、廻り続けるだろう。

眠れない真夜中の静けさの中で
結局、誰を想おうか。

なんだかもっと
世界を見ていたくなってくる。

少し耳を澄ましてみようか。
どこかの地で放たれた銃声が
もしかしたら
聞こえるかもしれない。




雨降る真夜中の


雨が降っています。

くだらない事ばかり考えています。

温かいコーヒーを入れました。

ゆらゆらと踊る湯気が
なんだか愛しく思います。

少し温かくなりましたね。

紺色の厚手のカーテンと三分遅れた時計と
漫画や小説や参考書が無作為に並ぶ
整理されてない本棚と
吸い殻いっぱいの灰皿と

この部屋は何一つ変わらないままです。

季節の変わり目が、どこか悲しいのは
僕だけですか?

くだらない事ばかり考えています。

真夜中は静かでいいですね。

ここは世界の終わりですか?

それとも、はじまりですか?

未だに雨が降っています。

気付けば、コーヒーは冷めていました。




プロフィール

Ides

Author:Ides
   
病の中で歪んだ季節を

刻むべき場所が僕には必要でした。

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