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嫌いな春


早く行かなければいけない。

嫌いな春風の予感を
感じずにはいられない午後の晴れ間に
絶え間なく巡り続ける嫌悪感は
おかしくなるほど不愉快なんだ。

僕は、また季節に置き去りにされてしまうだろう。

移ろう街並み、暖かな日射し
待ちわびた春を、祝福するように踊る空気の粒子すらも
無情に感じる風景を
睨み付けては、零れる溜息を刻む。

季節のない場所へ、行かなければいけない。

目を覚ました朝が
昨日のままだということに
僕は気付いていたけれど
この夢からの本当の目覚めを
まだ分からないでいる。

詩を書くことで紛れるような
悲しみでは、もうないんだね。



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曇り空は、止まったまま


来るはずもない季節は訪れ
終えるはずもない季節は過ぎてゆく。

動いている世界の領域の中で
自分が紛れもなく
その世界の一部だということを
誰が意識できるだろうか。

何故なら、窓の向こうに見える
昼下がりの曇り空が
さっきからずっと
止まったままだということを
僕は知っている。

残像のように捉えられないものばかりを
未だに追いかけているみたいだ。

自分が生まれてから
一体いくつの季節が過ぎて行ったか、など
数えられるほど
僕は世界を知らない。

けれど、見放したはずの世界を
どうしても愛してしまう僕は
やはり、世界の一部で在りたいと願うんだろう。

止まったままの曇り空よ。
もう少しだけ、待ってておくれ。



不愉快な愛


使い回しの言葉でなど
語れない愛は

有り触れた言葉でなど
表現できない愛は

いや、僕には愛を語る資格もなければ
能力もない。

遠すぎたモノばかりを追いかけてきた。

痛みを伴って、壊れては構築を繰り返す。

けして、綺麗とは言えない美しい感情の歪みは
不愉快なくらい眩しい。

悲しみですか?

悦びですか?

これは、とてもくだらない詩だけれど
可笑しかったら笑ったっていいんだよ。

それは、常に無視できない罪の中で
容易な夜空を意識して呟いた、戯れ言だよ。

愛ですか?

愛ですか?

手の届かないモノすらも
世界の一部だと言うのなら
この世界は、なんて残酷なんだろう。

選択の中で生まれてゆく罪に
鉄格子の爪痕が、また一つ増えていく。

使い回しの言葉でなど
語れない愛は

有り触れた言葉でなど
表現できない愛は

いや、やはり僕には
愛を語る資格もなければ、能力もない。




プロフィール

Ides

Author:Ides
   
病の中で歪んだ季節を

刻むべき場所が僕には必要でした。

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