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真夜中の小さな世界


僕は、僕を捜していました。

この体から分離することを望んでいました。

真夜中の小さな世界で
通り過ぎる風は、泣いていました。

僕は、泣きませんでした。

悲しみは、心の中ではなく
空の中に在るような気がしました。

もしくは唯一、心を映し出せるのが
空なんだと思いました。

だから、人は空を見上げるんだと気付きました。

僕は、飽きたらず
今夜も空を見上げていました。

そして、悲しみと対峙しました。

今までの全ての季節が
痛みの中に在ったような錯覚の中で
不確かなものばかりが、目に映りました。

それらを罪と呼べばいいのか。

何と呼べばいいのか。

僕は、罪の線引きを必要としていました。






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AM2時43分の


生と死の境界線の上で
自分についてのあらゆる問いは
真夜中の虚空へ沈んでしまうから
わずかに残った小さな心を大事に掴まえる。

チラチラとナイフの光は
左手首を誘っているけれど
見失いそうな強さにしがみつく。

AM2時43分の孤独に包まれて
吸い殻いっぱいの灰皿を壁に叩きつけた。

×××とか、××××とか、
汚い言葉しか浮かばないけど
綺麗事に少し染まりすぎたから
壊れそうな想いに、壊されないように
一つだけ愛を掴まえて
僕はまた、苦悩を繰り返す。

生きる事へと、死ぬ事へと
壊れそうな想いに、壊されないように
未来とか、存在とか
一つだけ愛を掴まえて
僕はまた、苦悩を繰り返す。




「おやすみなさい」


とても優しい時間なんだ。

乾いた空気に照らす暖かな日射し
秋の匂いに包まれる休日の午後。

なんだか眠くなってくる。

懐かしい目眩がしてきた。

憶えている風景と重なる世界。

そんな日々もあったことすら
思い出せず生きてきた。

ボロボロの翼も休めようか。

優しい午後に包まれて
涙を浮かべて、「おやすみなさい」。

許せない事の多くは
受け入れられない事の多くは
おそらく、ちっぽけなものだったのだろう。

本当に優しい時間。

なんだか眠くなってくる。

穏やかな午後に包まれて
涙を浮かべて、「おやすみなさい」。

目を覚ましたら
悲しい世界が、笑っていますように。




眩しい月


なんて眩しい月なのだろう。

悪戯に笑っているような月の光が
傷ついた病に深く突き刺さる。

見えるはずもない天国すらも
見えてしまいそうな夜。

夢を見てはいけない街の中で
誘うように輝く世界の色彩。

満たされないだけの想いに
僕は今日も
悲しみを隠せずにいた。

あらゆる者の眩しさの中で
ひざまづいた声を聞かせておくれ。
その涙に、世界を刻んでおくれ。

やがて、対峙した悲しみも
還るべき場所を探すだろう。

語りすぎた悲しみも
還るべき場所へ向かうだろう。

あらゆる者の眩しさの中で
ひざまづいた声を聞かせておくれ。
その涙に、世界を刻んでおくれ。

眩しい月に照らされて
語りすぎた悲しみを詠っておくれ。







プロフィール

Ides

Author:Ides
   
病の中で歪んだ季節を

刻むべき場所が僕には必要でした。

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