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子守唄


ここは天国じゃないの?

夢でも見ているみたい。

この場所は間違いなく、世界の内側にあるなんて。

ずっと聞こえている子守唄は
淡い光りの地帯へと誘っている。

零れるはずのない涙を
掴まえる前に
子守唄に揺られて眠りたい。





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遠吠え


病みきった孤独に触れて
見失った優しさに気付いても
綺麗な言葉は生まれない。

汚れた言葉を拾い集めて
終わりの詩を詠っていたい。
願った死へと近づきたい。

泥の中を這いずり廻る中で
必死に掴まえていた生き方が過ちなら
他に何を愛せば良かったのだろうか。

いつからか、カルテに書かれた上辺だけの言葉が
その存在、全てになる。

手首の傷を見て
人は当たり前のように顔を歪めた。

自己肯定と自己否定を繰り返す
そんな風に悲しむだけの季節で
捨てられない未来に
何を描けばいいのだろうか。

もう、何もかも投げ捨てて
汚れた言葉だけを拾い集めて
終わりの詩を詠っていたい。
願った死へと近づきたい。

沢山もらった愛の一つも
思い出すことなく
醜さだけを見つめていたい。

誰に語りかけるわけでもないよ。

誰に問うわけでもないよ。

夜通し書いた言葉にならない「詩」は
夜の月だけが知る愚かな遠吠えだった。





悲しみ色


生を受け入れられない僕は
死を受け入れなければいけない。

世の中は単純だ。

傷ついただけの季節は終わりだよ。

おかしな思考を巡らせて
悲しみ色に染まる夕日が、どこか愛しい。

不機嫌な煙草の煙は
なんだか目に染みるね。

血の味はいかが?

全てが不愉快に思えるよ。

虚しいだけの劣等感が
さらに自分を愚かにする。

無意味だね。

悲しみ色に染まる夕日が
そろそろ沈んでいく。

不機嫌な煙草の煙は
なんだか目に染みるね。






カタルシスな毎日


医者に処方された不気味なクスリを
コーヒーで流し込み
いつだって想いはカタルシス。

神様は、人間に何も与えてはくれないこと
それでも貴方を信じる人間はバカだよね。

核兵器でも壊されないものを
僕等は持っていたわけだけれど
それがどれほど凄い事なのか、日本人は知らない。

時代を誇り、国を想い、無責任な愛国心。
そんなものでも無いよりはいいじゃないか。

感傷的で残酷に思い描いた完璧な世界を
自慰行為のあとに散乱したティッシュの束みたいに
今夜も作り上げていく。

くだらないファシズムだと笑うかい?

ピストルの撃ち方を知らない僕は
弱者と呼ばれるのですか?

けれど、核兵器でも壊れないものを知っている。

それがどれほど凄い事なのか、日本人は知らない。

いつだって想いはカタルシス。

そんな毎日。

神様は人間に何も与えてはくれないこと
それでも貴方を信じる人間はバカだよね。




終わり行く夜に


眠れもしないで
変わり行く夜明けに
残りわずかの秒針を読んでいた。

涙が出るのに
悲しみという感情を
理解できずにいた。

眠りつく街の静けさの中で
これまでの季節は儚く虚しい
夢を見ていただけなんだと思った。

永遠から目が覚めた僕は
世界が終わるような
予感を感じていた。

いつまでも見上げていた夜空は
最後まで星を
見せることはなかった。

僕は、その茫然と消えていく夜空に
自分の命を重ねていた。

そして、眠れもしないで
変わり行く夜明けに
残りわずかの秒針を読んでいた。





人になる対価


心は今まで、生きたことなど在りませんでした。
自分と呼ばれる他者が、変わりに生きていました。

いつからか心は
生きたいという願望を覚えるようになりました。

自分という他者は、心を少し解放してあげました。
それはあまりにも幼稚で、不完全で
まるで人と呼べるものでは、ありませんでした。

それは日に日に
制御できないものになって行きました。

酒に溺れ、クスリに溺れ、やりたい放題に
生きるようになりました。
周りの方にも迷惑をかけました。
自分自身も傷つけました。
気に入らない事ばかりでした。

狂った日々でした。

自分という他者はそんな心を殺したくて
何度も自殺未遂をしました。
けれど、死にきれませんでした。

ただ自然と、というよりも必然と
時間の経過の中で、心は壊れていきました。

やっと、心から解放されました。

それを成長と呼ぶのか、分かりませんが
ようやく僕は、生まれて初めて人間になれたような気がしました。

長い歳月を掛けて、ようやく人間になれたような気がしました。

けれど、これまでの足跡を見つめ直す最中
ようやく心から解放された僕は、罪を知り、痛みを知り

それは、自分は人間なんかではなく
人の皮をかぶった獣でしかなかったという事に
気付いてしまったのです。

薄々は分かっていた事でした。

とても辛く、悲しい気持ちです。

傷だらけのこの人生の延長線上に
描ける未来など、一つしか存在して居ませんでした。

それは死でした。

人間になれた対価は、死だったのです。




プロフィール

Ides

Author:Ides
   
病の中で歪んだ季節を

刻むべき場所が僕には必要でした。

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